diary #9 " K-3 Mark III を触ってきた "(2021/04)
この日はPENTAX K-3 Mark IIIのタッチアンドトライの日。コロナの状況を見て行くかどうか迷っていましたが、「どうせなら」という事でリコーイメージングスクエア大阪に向かいました。(タッチアンドトライは予約が必要です。)
【SQ大阪】
— リコーイメージングスクエア (@RicohImagingSQ) 2021年4月3日
本日のPENTAX K-3 Mark Ⅲタッチ&トライにご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
明日4月4日(日)、大阪会場はまだ空いている時間帯もございます。ぜひ実機を手に取ってお試しください。
お申し込みはこちら→https://t.co/V8m6eXQNDP pic.twitter.com/oNwxObUKf2
中に入るとこんな感じです。(触るのに夢中で写真を撮り忘れていました…)ひとつの枠につき2人までなので、密にならずに楽しむ事ができます。感染対策もバッチリです。
ここではK-3 Mark III を触った感想を述べていきたいと思います。
外装・デザインについて
- 思っていたより軽い
スペックではバッテリー含め820gとなっていますが、思っていた以上に軽いです。後述するグリップの良さも影響していそうですが、これならスナップでも軽快に持ち出せそう。
- ボディの剛性感がスゴイ
今までのKシリーズと比べ物にならないくらい、ボディの剛性感・一体感がスゴイです。印象としては、ひとつの塊から削り出したような感じ。ここ最近のPENTAX機はGPSなどの関係で一部パーツが樹脂製になっていましたが、K-3IIIでは全面マグネシウム合金のボディになっています。
- グリップが手に馴染む
個人的にK-3/K-3IIのグリップは握らされているような感覚、というか少し違和感があったのですが、K-3IIIでは自然と握り込むことが出来ます。また、大きいレンズを装着しても安定感が半端ないです。グリップのおかげで重量感もあまり感じません。あくまでも個人的にですが、K-1よりも安定感ある…
- ソリッドなデザインがかっこいい
K-3とK-1を融合したようなカクカクとして角張ったボディが非常に撮影意欲を掻き立ててくれます。写真でも伝わるとは思うのですが、実物はもっとカッコいいです。
性能について
- ファインダーめちゃ広い&見やすい
まずファインダーの広さ、クリアさに驚きました。ファインダー倍率1.05倍と、フルサイズ並の広さ。色付きは全く無く、ピントの山も見やすいので、MFレンズでも不自由しなさそうです。
- 秒12コマはやっぱり速い
12コマは今までのPENTAX機の感覚からするとかなり速いです。意図せず連写してしまう場面もあったので、その辺は慣れが必要そうです。
- バッファは意外と保つ
公式スペックでは連続撮影可能枚数は32コマ(RAW+)となっていますが、実際はもっと保ちます。状況にもよりますが、感覚では4.5~5.5秒ぐらいフルで連写できていました。回復も速いので、基本的にシャッターチャンスを逃すことは無いと思います。
- AF-Cの進化
室内であまり試せなかったのですが、それでもかなり「進化している」とハッキリ言える部分です。窓の外の通行人をAF-C、AFオートセレクトで撮影していましたが、手前に柵やポールが思い切り被っても迷うことなく追従していました。今までのPENTAX機では考えられません(笑)
- AF-C中の秒間コマ数
AF-Cの動作は全てオート設定での撮影ですが、レンズや状況によっては秒間コマ数が8~11コマぐらいで変動している印象です。ただこれは実際に外に持ち出して検証してみたい部分ではありますね。こちらは予約勢にお任せします…
- 思ったより高速なライブビューAF
コントラストAFのみ、とのことであまり期待はしていなかったのですが、かなり速くなっているように感じました。また、タッチでAFポイントを操作できるようになったのがかなり便利。
- 被写体認識AFで本当に目を…
半信半疑だったファインダーでの被写体認識AFによる目の追従、本当でした。位置やアングルを変えてもしっかりと目にAFが合い続ける。僕自身ポートレート撮影はあまりしないのですがこれは色々と捗りそう…
- 高感度領域におけるデティール
これがスゴイです。高感度の撮影でも細い草や葉っぱなどの細部が破綻せず、しっかりデティールとして残ります。ノイズはAPS-Cとしてはかなり少ないですが、KP比で極端な性能向上があるかと言われればどうかな?という感じです。順当進化。
機能・操作性について
- ジョイスティックが便利
AFポイントをジョイスティックで操作できるのはかなり便利でした。十字キーでポチポチなんてやってられません(笑)
- メニュー画面の変化
メニュー画面がPENTAX伝統の横スクロールからGR III同様の縦スクロールになりました。やはり縦にカーソルがずっと続いていく感覚は慣れが必要そうですが、タッチ操作と併用すればそこまで不自由なく使えるかな?という印象です。
- 新ハイパー操作系
今回は新たに"ADVANCED"モードが追加され、前後ダイヤルの操作だけで「P→Av→TAv」「Av→TAv」など自由にモードを変更することが可能になりました。この辺もかなり慣れが必要そうですが、瞬時に動体撮影に切り替えたい時なんかはかなり便利です。
- 新スマートファンクション
スマートファンクションが今までのダイヤル切り替えからSFnボタンでの切り替えとなりました。個別にUSERモードに設定を記憶させることもできるので、カスタマイズの自由度がかなり広がりました。
- オールドレンズにおけるAv・TAvでの絞り込み測光
これがかなり便利でした。今までのPENTAX機ではMモード時にグリーンボタン押し込みで絞り込み測光を行っていましたが、K-3IIIではAv・TAvモードで、シャッター時に絞り込み測光を行うことが出来ます。シャッターを押してから撮影されるまでに多少のラグが発生しますが、これだけでも撮影のストレスはグッと減りそうです。
- ピント確認が容易に
撮影直後のプレビュー画面、往年のPENTAX機でもダイヤルでズームが可能ですが、K-3 IIIでは合焦部を中心にズームしてくれます。 ピント部分の等倍確認もすごーく便利です。
バッテリーグリップについて
- デザインの一体感がスゴイ
デザインの一体感が滅茶苦茶に良いです。まるで縦グリップ一体型機のよう。縦と横で握り心地も変わりませんし、ジョイスティックもついてます。
- バッテリー抜きだと結構軽い
もう少し重いのかな?と思ってましたがバッテリー抜きだと結構軽かったです。バッテリー装着するとまた変わってきそうですが…
ここまでK-3 Mark III を触った感想をつらつら並べてきましたが…
欲しい。うん。欲しい。
開発期間が長くなった分、かなり高水準にまとまっているように感じました。これはいいカメラだ…(まあ結局、貯金があまり無いのですぐには買えないのですが…)
どっちにしろいつか買おうと思います。待っててね…
※タッチアンドトライは4/11(日)までです。予約はこちらから。