ひとりごと

Megazine -ひとりごと

基本的に写真ブログ。画像多いのでパケ死注意。

misc #9 "2ヶ月間Windows 11を使ってみて"

 

やる気がなく、ブログしばらくずーっとサボってましたごめんなさい。

さていきなり本題です。皆さんご存じの通り、2021年10月5日にWindows 11がリリースされました。

f:id:mepen19:20211013225849p:plain

引用 : www.microsoft.com

全体的に丸みを帯びたデザインが主な特徴で、またAndroidアプリへの対応(現時点では非対応)やセキュリティ強化、厳しい動作要件などが話題になったことは皆さんの記憶にも新しいでしょう。

Beta版に直ぐ飛びつく癖のある私は当然Windows 11を見逃す筈がなく、Windows Insider Programにて一足先にWindows 11をメインPCにインストール、それから2ヶ月が経過したので使用感や感想をつらつらと書いていきたいと思います。

 

ひとまず現時点での筆者のPC環境をば。

 

OS    : Windows11 Pro 64bit

CPU : Intel Xeon E3-1270 V2 @3.5GHz

GPU : NVIDIA Quadro K620 2GB

RAM : 12.0GB DDR3-1600 (4GBx3)

SSD  : Samsung 850 EVO 250GB

 

その他…UEFI, SecureBoot, TPM1.2

 

CPUの世代や、TPMのバージョンが原因でWindows 11の動作要件は満たしていませんが、Insider Programでは問題なくインストールが可能です。とはいえ要件を満たしていない環境でのレビューなのでこれからの話はあくまでも参考程度に、ということで。

※アップグレードによって発生した不利益等の責任は負いかねます。

 

デザイン

f:id:mepen19:20211013210131p:plain

ひとまず目につくのはそのデザイン。角ばったイメージのWindows 10とは打って変わって全体的に丸みを持った優しいデザインになっています。ウィンドウの四隅が丸く切り取られ、アイコンなどもMicrosoftが提唱するFluent Designに基づいたものに変更されています。

このデザインについては完全に好みになると思いますが、Windows 10の角ばったデザインに野暮ったさを感じていた私にとってはかなり好印象な仕上がりです。

 

アニメーション

f:id:mepen19:20211013213015g:plain

ウィンドウの遷移アニメーション

アニメーションについてもWindows 10の直線的なものから緩急が付けられ、全体的にモダンな印章になりました。しかしそのおかげかGPUの負荷も上がったようで、性能の低い旧世代のCPU内臓グラフィックスでは荷が重い印象です。現在Winows 11環境でモタツキを感じる方は、GPUの性能が足りていない可能性があります。

 

パフォーマンス

f:id:mepen19:20211013215549p:plain

Windows10からのアップグレード前後でベンチマーク等を測り損ねてしまったので、正確なパフォーマンスの差についてはわかりません。CPU使用率などを見る限りはそこまで負荷が上がったようには見えないので、CPUパフォーマンスについては差があまり無いのかもしれません。ゲーミングなどでもフレームレート等はほぼ変わりなしでした。
しかし前述の通りWindows11ではデザイン重視のUIのせいで低性能のグラフィックスではウィンドウ遷移などでモタつきを感じる部分があったので、その辺は注意が必要そうです。

 

機能性

f:id:mepen19:20211013221817p:plain

新しく追加されたウィジェット

正直現時点ではあまりWindows 10と変わりません。ウィジェットやTermsとの統合などの追加機能もあるにはあるのですが、正直使いどころが見つからず…地味な部分では設定とコントロールパネルの統合が進んだ点などでしょうか。

目立った追加機能といえばAndroidアプリの対応がありますが、現時点では非対応であり、明確な対応時期も未定です。(一般向けリリースは2022年という推測も。)

その点では革新性が薄く現時点ではアップグレードする価値を見出しにくいと言えるでしょう。

 

細部に感じるツメの甘さ

f:id:mepen19:20211013223633p:plain

タスクプレビューのフォント。何故MS Pゴシック

OSの細部、特にUIに関してツメの甘さを感じます。タスクのプレビューのフォントが何故かビットマップフォントのMS Pゴシックに設定されていたり、隠れているインジケーターのウィンドウ枠がWindows 10の角ばったデザインのままだったりと、「なぜ製品版までに直せなかったの?」と思える部分がそれなりに目立ちます。これらはフィードバックHubなどに報告が上がっており、不具合のいくつかは開発も認識しているのでどこかのタイミングで修正されそうですが…

総評

個人的な総評としては

「悪くはないが現時点ではオススメしづらいOS」

機能面でWindows 10とそこまで変化がなくデメリットらしいデメリットも無いが、メリットらしいメリットも無いと感じています。先述したツメの甘さや、動作要件の厳しさなどを含めるとオススメしづらい、というのが正直な感想です。

そもそも今回のWindows 11はWindows 10の大型アップデートとして計画されていた"Sun Valley"をメジャーアップグレードに格上げしたものとの見方が強いので、機能面であまり差がないのは仕方ない部分でもあります。

 

Windows 10の延長サポートも2025年までとあと4年も残っていますし、急いで上げる必要はありませんが、気になる人はアップグレードしてみるのも良いかもしれません。

 

www.microsoft.com