misc #6 " PENTAXの撮って出しが好きになった話 "
突然ですが、私、PENTAXの撮って出しが好きです。実は好きになったのも最近の話なのですが…。人によって撮って出し派、RAW現像派、それぞれあると思います。
主にPENTAXの話になってしまいますが、撮って出しが好きになった過程、なんかも含めて書いていこうと思います。
まず、PENTAXのカメラには「カスタムイメージ」という画作り機能があります。これは他社製カメラに比べてもかなり機能性とカスタマイズ性が高いものになっています。
私は以前、カスタムイメージをちょっとした味付け機能、としか考えておらず、基本的には万能で当たり障りのない「鮮やか」「ナチュラル」を中心に使っていました。
当時はビビッドめな色が好みだったことや、鮮やか、ナチュラルはJPEGからのレタッチにも適していたこともあり、ほとんどの写真をこの2つで撮影していました。(そしてちょっと遊びたい時は銀残し、みたいな。)また、各パラメーターもあまり弄ることなく、基本的にはデフォルト+αで運用していました。
しかし、ほどなくして smc PENTAX-M 50mm F1.7とカスタムイメージ「リバーサルフィルム」の組み合わせの魅力にとりつかれ、「あれ?撮って出しでも遊べるんじゃないか?」と徐々に考えるように。
またその後「ほのか」を改造してネガフィルム風にする、という試みがそれなりにうまくいったことで、パラメーターを調整する重要性にも気づき、その時々で自分の撮りたいイメージにあわせて調整する、というような習慣がつくようになりました。
今では特に「ほのか」「フラット」「銀残し」「リバーサルフィルム」を適時調整しながら、基本的には撮って出しで使っています。
これは完全に個人的な考えなのですが、撮影後のRAW現像だと撮影時と感覚が変わってしまい、その時々に撮りたかった「写真」とはかけ離れてしまう気がして…というのも現在私が撮って出し派になっている理由の一つです。
といった感じで、撮って出しが好きになった話でした。
普段はPENTAX機で撮影後にRAW現像している人も、一度カスタムイメージを使って、撮って出し写真を楽しんでみませんか?
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