misc #3 "子鹿と母鹿"
今回は「子鹿と母鹿」。
奈良公園で写真を撮る事が多い私ですが、子鹿と母鹿のふれあいには自然の神秘のようなものを感じます。その感覚を皆様も感じていただけると幸いです。
夏の様子
夏の鹿たちです。出産時期である5月中旬~7月、妊娠した雌鹿は保護のため一旦「鹿苑」にて隔離され、6月頃には鹿苑内にて子鹿公開が行われます(前年は新型コロナウィルス感染症の影響で中止)。そして7月31日には母鹿、子鹿ともに奈良公園内に開放され、野生の生活へと帰ることになります。
この時期に生まれたばかりの子鹿に触って、人間の匂いがついてしまうと母鹿が育児放棄をしてしまう場合があるので、子鹿たちを見かけても触らないようにしてあげてください。遠くから見守りましょう。
夏の鹿は毛が短く、木漏れ日を模した様な斑点模様があります(いわゆる夏毛)。これも進化の過程で手に入れた、「身を守るための生態」です。
冬の様子
冬になると少し成長した子鹿が見られます。少しずつ人馴れして単独行動も増えてきますが、それでも不用意に触ることは避けましょう。
この時期の鹿は毛が長く、夏にあった斑点模様もなくなります(いわゆる冬毛)。
個人的には冬毛のモフモフ感が堪りません…
前述した「自然の神秘」は感じていただけたでしょうか?もし奈良公園で子鹿を見かけたときは適切な距離感で見守ってあげてください。以上「子鹿と母鹿」でした。
これからもちょくちょく奈良公園に関する記事を書いていきますので、よろしくお願い致します。